配偶者ビザ取得のフランス入国後の手続きについて、続きです。
①〜⑤は↓の記事をご覧下さい。
- フランスの配偶者ビザ取得☆フランス入国後の手続き①〜配達証明で書類送付〜
- フランスの配偶者ビザ取得☆フランス入国後の手続き②~証明書Attestation到着〜
- フランスの配偶者ビザ取得☆フランス入国後の手続き③~住所変更の通知〜
- フランスの配偶者ビザ取得☆フランス入国後の手続き④~OFIIから召喚状到着〜
- フランスの配偶者ビザ取得☆フランス入国後の手続き⑤~OFII召喚・健康診断〜
OFIIの市民講座(La formation civique)に行ってきました!
フランス入国後、OFIIの最後の必要な手続き、1日がかりの市民講座の受講をしてきました。
この講座は、労働許可証や配偶者ビザ等フランスに長期滞在予定の人は必須みたいですね。
l’OFII accueille, à leur arrivée, les migrants en situation régulière, venus en France au titre du travail ou du regroupement familial et qui souhaitent résider durablement sur le territoire.
去年、6ヶ月のビジタービザでフランスに来たときは、この市民講座は受ける必要がありませんでした。

会場はユースホステル。
指定された集合時間は9時。

アルプスのVercorの山が見えます〜。今日は快晴♪

時間になっても中々始まらず、結局始まったのは9時半過ぎ。
参加者は30人ぐらいで、アフリカ・アラブ系の人ばっかり。
アルジェリア人、チュニジア人、アルバニア人、トルコ人、ブルキナファソ人などなど。
フランスにいながらにして、アフリカに来たような気分でした。
アラブ語とトルコ語の通訳さんが2人同席。
担当してくれる先生みたいな人はアルジェリア出身の男性の先生。
アジア系は私一人で完全アウェイ。
先生に、唯一のアジア系だねと言われました。
こちらは建物の中の風景↓。

先生が話すと通訳さん2人も同時に話すから、教室全体何がなんだか分からないカオス状態。
先生が近くに来て話してくれるから聞こえるけど、今までに経験したことのないような講義でした。
内容は、フランスの簡単な歴史やフランス共和国の制度、政治、フランス国籍取得、世界やヨーロッパの中でのフランスの位置づけなどについて。
【内容:大きく分けて6つのテーマ】
- Rappel des obligations prises par les bénéficiaires et la France dans le cadre de la signature du contrat d’accueil et d’intégration (CAI).
- Histoire de la République française
- Les principes les valeurs et les symbole de la République
- Les institutions de la République
- La nationalité française et citoyenneté
- La France dans le monde et en Europe.
フランスの国旗にも象徴される自由・平等・博愛についてや、政教分離について教えてもらいました。
テストみたいなのは特になく、パワーポイントで各項目について進めていくかたち。
色々と質問や発言が飛び交い、眠たくなることもなかったです。
先生が所々で「アルジェリアではこうだよね?」とか「日本はこうだよね?日本ではどう?」とか聞いてくるので、寝るヒマないです。
お昼は12時〜13時半ぐらい、同じ建物にあるカフェテリアでみんなで食事。
昼食は無料です。
私は先生と通訳さんのいるテーブルで、アルジェリア人10人ぐらいと一緒に。アルジェリア語を教えてもらったりしました♪
ありがとうは「ショクラン」って言うそう。
「ショコラ」みたいだねって言ったら、違うよ〜って大笑いされました。
妊婦だからといって、デザートを沢山貰いました。
全然言葉分からなかったけど、みんな優しかった。


講義中、先生が強調していたのが、「移民でも、正当に手続きをして税金を払っていれば、フランス国民と全く同等の権利があるんだよ」「フランスではフランス語は一種の武器になる。絶対身につけた方が良いよ。」ということ。
先生自身もアルジェリア人として誇りを持ってて、「母国の精神、自分が信じている宗教、アイデンティティはフランスに来ても忘れてはいけないよ。忘れてしまうと、この国では自分を失ってしまうよ」と言っていました。何か深い。色々学ぶことが大きかったです。
今回の講義で予想外だったのが、日本の国歌「君が代」を歌わされたこと!
フランスの国歌「ラ・マルセイエーズ」ももちろんみんなで歌ったんだけど(私は聞いてるだけで歌わなかったけど)、その後、「自分の母国の国歌は決して忘れてはいけないよ。それぞれの国歌を歌ってもらおう」と先生が言い出して、「え〜」。
アルジェリア人は10人以上いるからみんなで歌えるけど、日本人私1人だよ…。
しかも、「君が代」って戦争の歌だし歌いたくないよ〜、歌わない権利だってあるよね〜と混乱。
みんな誇りを持って自分の母国の国歌を歌っていて、私と同じくアウェイのアルバニア人の男性も歌いたくないと拒否したけどなんだかんだ歌うことになって、歌わない訳にはいかないことに。
しかも、先生わざわざ私を最後に持ってきて、「最後は太陽の昇る国、日本の国歌を紹介してもらおう!」とノリノリ。チーン。
最初のフレーズだけ歌って「Voila !」と早めに切り上げました。
どうやら先生、以前に近くに住む日本人歌手の「君が代」を聞いていたみたいで、お気に入りだったから最後に取っていたみたいです。
15時ぐらいには終了。
フランスについて知ったというよりも、アフリカについて知れた1日だった。笑
フランス滞在の手続きをしつつ、自分が日本人であることを思い知らされた1日でもありました。
こちらは、帰りのバスを待ってるときの風景↓。ちょっと曇ってきたな〜。

こちらのAttestationを貰いました〜♪

良かった〜^^
何はともあれ、これで滞在許可証の更新に必要なOFIIの書類が揃いました。
とりあえず更新時期の12月までは一安心。
フランスでの手続きに奮闘しているみなさん、負けずにお互い頑張りましょう!
また何かあったら共有しますね!
ではまた〜♪
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