ブログの読者さんからいただいた質問。
「フランス人と結婚するためのビジタービザ」取得を考えている方へ参考になるのではないかなと思って、この記事でシェアさせていただきます。
これからこれからフランスでフランス人と結婚、生活していく私にとってさおりんさんのブログはものすごい役に立ちます。ありがとうございます。
これからフランス人と結婚するためのビジタービザを申請するところです。 ひとつ分からないことがあります。 さおりんさんはこのビザを取得後フランスに渡り結婚されて、一時帰国された際に配偶者ビザをとられてOFIIへの手続きをされたのですよね。結婚後一時帰国する前に、OFIIへの手続きはされなかったのですか。 OFIIへの手続きはビジタービザで渡仏した時にやらなければいけないのではないですか? この時に手続きをしていれば、配偶者ビザは取らなくてもいいのですよね。 お手数ですが返答お願いします。
質問者の方の言う通り、「フランス人と結婚するためのビジタービザ」で渡仏されれば、一時帰国して「配偶者ビザ」を取る必要は本来ありません。
私のビザの取得について、ブログで流れを記事に出来てなく分かりにくく混乱させてしまっていたかもしれません。
「フランス人と結婚するためのビジタービザ」で渡仏後も、OFII(フランスの移民局)への手続きしています!
私の場合特殊で、「フランス人と結婚するためのビジタービザ」で渡仏後OFIIへの手続き、フランスで結婚しその後一時帰国して「配偶者ビザ」取得、また再度渡仏後OFIIへの手続きをしています。
つまり、それぞれのビザ取得後にOFIIに、合計2回手続きをしています(しかも、それぞれの手続きでtembre(行政印紙、税金みたいなの)241ユーロ×計2回=482ユーロかかりました〜高い〜)。
ビザの更新の手続きは、OFII(フランスの移民局)ではなく、県庁(Prefecture)でする必要があります。
本来なら「フランス人と結婚するためのビジタービザ」で渡仏すれば、ビザの有効期限が切れる2ヶ月前に県庁(Prefecture)に更新の手続きをすれば、一時帰国して「配偶者ビザ」取得する必要はないのですが、私の場合一時帰国する用事があったのとその他諸々の理由でこのような複雑な手続きにしました。
一時帰国して広尾の在日フランス大使館で配偶者ビザを申請した際、大使館の方にも、「あなたのビザは一時帰国する必要ないのに」と言われました。
私が日本に帰国して配偶者ビザをとった最大の理由は、フランス人パートナー(クマさん)に懇願されたからです。
???
と思われた方、同感です。
事情をお話します。
何も得ることなく5時間寒い中待たされたフランスの手続き
コトの発端は、私が住んでいるイゼール県庁(Prefecture)での更新手続きのこと。
「フランス人と結婚するためのビジタービザ」の有効期限が切れる2ヶ月前、更新の手続きをすべくイゼール県庁(Prefecture)へ向かいました。
現場はここです。
12月の寒い季節。
本来仕事のあるはずのクマさんも来てくれ、一緒にここに向かいました。
混雑が予想されたので開館時間(確か9時)より早めに向かったら既に長蛇の列。
しかもその日は雨。
なかなか建物の中に入れず、1時間雨で猛烈に寒い中外で待たされ、やっと中に入れたかと思うと整理番号を配られまた待たされました。
なんとその後、待たされること4時間。
私は妊娠初期でつわりの真っ只中。
クマさんは大のフランスの行政嫌い。(以前別の手続きでたらい回しにされ、最終的に係員の人と喧嘩してました。)
待っている間ずっと私に、「フランスじゃなくて日本で配偶者ビザ取れないのか?」とずっと言ってきます。
すでに13時。
私は体力の限界。
クマさんのイライラはつのる。(クマさんは通常とても温厚な性格です。)
実は13時40分から病院の予約が!?
待ちに待った番号を呼ばれるまであと2番目ぐらい。
病院の予約をキャンセルする訳にはいかなかったので、なくなく帰ることに。
ただせっかく来たので何とかできないかと思い、近くの係員の人に事情を話して相談してみると、「フランス人の配偶者としての滞在許可を取るには通常フランスで6ヶ月配偶者と一緒に居住した証明が必要だから、やはりそのまま待って、詳しいことは担当の人に確認してみて」と言われる。
そして、「もし日本に帰国するんだったら、日本の大使館で「配偶者ビザ」を取った方が断然楽だよ」とアドバイスされました。
「それ、県庁の人が言うことじゃないでしょ!?あなた達の仕事減らしたいんでしょ!?」と内心思いつつ、泣く泣くそのまま病院に行くことに。
「フランス人と結婚するためのビジタービザ」の有効期限は6ヶ月。
切れる2ヶ月前、つまり渡仏後4ヶ月の時点で更新手続きしなくてはいけないので、「フランスで6ヶ月配偶者と一緒に居住した証明」は出せないのですが、そのへん詳しく聞くことができず。
この一件から、クマさんのフランスの手続き嫌いはさらに一層増し、私は日本に帰国する際に「配偶者ビザ」を取ることになったのです。
数人のフランス人と国際結婚した在仏日本人の方に話を聞いてみたら、結婚後日本に一時帰国して「配偶者ビザ」を申請され再度渡仏される方が多いみたい。
一時帰国して「配偶者ビザ」を取り直すのが王道なのかな〜と思いつつ、日本へ帰国したのでありました。
たまたま日本に帰国する予定があったから良かったものの、無かったらどうなっていたんだろう…。
クマさんは、それからと言うもの、県庁の前を通る度に「ここには二度と行きたくない」とおっしゃっております。
1年後「配偶者ビザ」更新の時、旦那様も証拠として県庁に直接連れて行かなくてはいけないので、どうやって運びだそうかと考えております。
予約システムもあるようなので今度は何とか予約を取れるようにして行きたいと思います(今回は時期的に予約が取れなくて並ばなければなりませんでした)。
これから「フランス人と結婚するためのビジタービザ」で渡仏される方、滞りなく県庁での更新手続きができることを願っています!
※こちらは2014年12月時点の情報です。最新の手続き情報はご自身でご確認いただく様お願い致しますm(__)m
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