[フランス育児] “生まれた子どもを育てるのは親達の仕事であるだけでなく、社会の責任です。”西村・プペ・カリンさんの本「フランス人ママ記者、東京で子育てする」が面白かった。

フランスで子育てしてて、フランス人からよく聞かれる日本の子育て事情。

といっても、私のように日本で出産・子育てしたことがない者には、

未知の領域。

私の方が知りたいわ。

そんな私に持ってこい、

母がこんな本をプレゼントしてくれました♪

「フランス人ママ記者、東京で子育てする」西村・プペ・カリン

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これが面白かった〜!
というか、西村・プぺ・カリンさんって、

あの漫画家「じゃんぽ〜る西さん」の奥様だったんですね。

じゃんぽ〜る西さんのマンガ、面白いんですよ〜。

フランス人のお嫁さんがいる日本人男性の話ってあまり聞かないので、
貴重なんですよね。

しかも男目線のパリがまた新鮮で楽しい♪

ちょっと話はそれましたが、

さてさて「フランス人ママ記者、東京で子育てする」の内容は出生率からベビーカー論争、保育園についてなど多岐にわたります。

◎パリにもあった「バス内ベビーカー論争」
◎「下痢をしたらバナナ」のフランス育児
◎フランスにはない日本の「運動会」に驚く
◎専業主婦の立場が弱いフランス
◎なぜフランスで産まないの?と言われたけれど
◎無痛分娩という選択
◎アイディアだけはすばらしいマタニティマーク
◎「羊水検査は当然」のフランス
◎出産――いよいよ赤ちゃんと対面
◎フランスの嫁姑問題
◎赤ちゃんの夜泣きをやめさせる方法
◎3ヵ月で仕事に復職しました
◎日本の保育園に入園
◎1日保育体験に参加する
◎たすけて! 「日本のお母さん」ってどうやるの?
◎ママ記者、育児のいろいろな心配ごとを園長先生に聞く
◎パリは赤ちゃん連れに優しくなかった!
◎パリで買うベビー用品
◎なぜこんなに違う? 日本とフランスの出生率
◎パリのママたちに育児と仕事を聞いてみた
◎教育がいいのはフランス? それとも日本?
◎子ども乗せ自転車を見ない国、フランス

旦那さんがじゃんぽ〜る西さんっていう時点で、

カリンさんの育児は、旦那さんが残業で遅くまで帰ってこない日本の一般的なママが行っている子育てとはちょっと違うんじゃない?

とも思う節は多々あるのですが…。笑

フランスの出生率の高さからか、何かと崇められているようなフランスの育児制度ですが、

フランス人のカリンさん自身、文化を比較しつつ日本で育児する利点をたんたんと述べているところが印象的。

フランスでの子育ても結構不便なんですよ〜っていうのもシッカリ抑えてる点が素晴らしい。

そうそう、フランスには日本のように清潔なオムツ替え・授乳する場所なんて滅多にないんです…。涙

 

中でも印象に残ったのはこれ。

アイディアだけはすばらしいマタニティマーク

日本人の真面目さといったら。誰もがたえず「おじぎ」しているし、公の場ではささいなミスであっても反省してみせなきゃならない。そう、ご存知の通り彼らは世界で最も礼儀正しい人々なのだ・・・少なくともうわべだけは。

なぜうわべだけかって?それは礼儀正しさの楽園ともいうべき地上から地下に潜り、世界有数の安全性と正確さを誇る地下鉄に乗ってみればわかる。なんと日本人の男性は、めったに妊婦に席を譲らないのだ・・・。

この表現、面白いですね〜。

いや〜、本当譲らないですよね。

居眠りしていたり、スマホいじってたり。

自分の世界に入っているから、回りに妊婦さんがいることなんて気付かない。(というか気づかないふりをしている?)

みんな朝早くから夜遅くまで働いて、しかも長時間通勤していて、疲れてるんですよね〜。労働のしすぎで身も心も他人を気遣う余裕なんて生まれませんよ。

マタニティマークの意味なんてないですからね。

そして優先席の意味すらないんじゃないかなって思うことも…。

私も妊娠中一時帰国した時、マタニティマークつけて電車乗りましたが、一度も席を譲られなかった…。

フランスって、ある意味妊婦に対しては礼儀正しいと言うか、優しいんですよね。

私も必ずと言っていいほど妊娠中は席を譲ってもらいましたよ。

生まれた子どもを育てるのは親達の仕事であるだけでなく、社会の責任です。子どもは、社会の未来そのものだから。

この本の最終部分で、いいことおっしゃってました。

 わたしからすれば、子どもを産み育てることやその教育について、フランス人と日本人の根本的な違いは、メンタリティー(考え方)だと思う。

日本人は「きちんとした環境でなけらば子どもをきちんと育てることができない」と真面目に考えすぎなのかもしれない。それを自分自身に、そして他人にも求めてしまっている。社会全体が子どもを持つことに対して、ポジティブに寛容になることが必要だ。

さらにカップルがもっと”エゴイスト”になっていいと思う。子どもがほしいと思ったときにまわりの人が「お金がかかるよ」「仕事が大変になるね」「時間がなくなるね」などのネガティブな言葉を提示してきても、「だから?」と無視していいのだ。

私が日本人としてフランスで子育てしていて良かったな〜と思うのは、まさにマインドの面。

フランス人の適当な感じと日本の真面目な部分のいいとこ取りをできるのが、とても心地いいんですよ。

 社会がわたしにこれを求めている、と勝手に信じて、それにとらわれてはダメだ。もしかしたら、それは間違っているのかもしれないのだから。

いい政策、いい法律、いい景気の3拍子が揃ったとしても、日本人の意識が変わらないかぎり、今、日本が直面している少子高齢化問題が解決されることはないと思う。

もっとも重要なのは、人間関係の改善だ。

(…)

子どもが病気に罹って、仕事に集中できないとしたら、それは仕方がない。上司が理解し同僚が協力すれば、気持ちも軽くなり仕事への悪影響が少なくなるはずだ。誰かが妊娠した場合も同じ。ママたちだけではなくパパたちも同じ。フランスではそんな環境があるからこそ、生まれる子どもが多いと言えるのだ。

もし、日本がフランスをマネするとすれば、それは政策ではなく、こんな人間関係のゆるやかな環境だと思う。

子どもを作るのは、まわりの人が命令することや社会の義務ではなく、カップルの選択であり、愛とお互いの信頼の証拠です。生まれた子どもを育てるのは親達の仕事であるだけでなく、社会の責任です。子どもは、社会の未来そのものだから。

本当、子育ては母だけ、親だけでは成り立たなくて、家族や友人、社会の助けがあって初めて成り立つものですよね。

いやいや、色んな人に助けてもらってなんとか私みたいな人間でも子育てができてますよ。

 

海外で子育てしている日本人ママだけでなく、

日本で子育てしているママさんたちにもオススメの一冊。

 

ではまた!
Salut !!

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ABOUTこの記事をかいた人

フランスのアルプス(ローヌ・アルプ)地方在住のママライター・翻訳者。 「パリもイイけど、フランスの地方はもっとイイ」ということを発信すべく、フランス人旦那と3人の息子(5歳/3歳/0歳))とのフランスのアルプスでの日常をブログで綴ってます。