日常に取り入れたいパリジェンヌのエスプリ

10 parisiennes

”パリジェンヌ”って聞いてどんな人想像しますか?

オシャレ?洗練されてる?魅力的な女性?

実際パリを歩いてみると、パリジェンヌと一口に言っても十人十色。

思いっきりオシャレな人もいるし、えっと思う程おしゃれじゃない人もいる。

洗練されてる人もいれば、どことなく地味な人もいる。

ただ、ひとつとして言えるのは自分なりの”エスプリ”を持って生きているという点。

そんなパリジェンヌのエスプリを垣間みれるお気に入りの本がこちら♪

「10人のパリジェンヌ」 山本 ゆりこ, アトランさやか

有名な人から普通の人まで、10人のパリジェンヌそれぞれの生き方、考え方に触れられる本。

心に刺さるメッセージが沢山ありましたよ。

「私にとっての理想の女性は、家族を尊重しながら、仕事や個人的な時間を充実させられる人。成功とは、毎日好きなことをすること。そして、花がパアッと開いているような、そんな晴れ晴れとした気持ちで過ごすことなんです。質素な生活でも、そんな状態でいることは可能だと、私は思います。」

パリジェンヌをはじめ、フランス人って、意外と驚くほど質素な生活してるんですよね。

物欲で満たされるような生活は送ってないです。

マリー・アントワネットがいた国だとは思えないぐらい。

ただ、質素といっても、内面は満たされている、そんな生活を送れる考えと姿勢があるのがパリジェンヌ。

人生は時に複雑です。「人生を美しくする」ことはできるけど、単純に「人生は美しい」とは言えないわ。人生は不可思議な魅力に富んでいるけど、同時に、地獄にもなり得るものですから。

悲しいことや、どうにもならないことがあった時に、「C’est la vie(セラヴィ・それが人生)」とあっさり受け入れるフランス人の価値観。

人生を美しいものにするには、負の面の存在もきちんと受け止めていかなければなりませんね。

パリの人気No.1セレクトショップ「メルシーmerci」」で紹介したコンセプトショップ「メルシー」のオーナー、マリー=フランシス・コーエンさんのインタビューもあります。

「私たちを幸せにすることは何だろう」と考えた結果、「クリエイトし続けること」という結論が出たの。そして、服や服飾小物、インテリア、雑貨、食を扱う新しいコンセプトショップ「メルシー(*6)」を09年にオープンさせたんです。

お金が好きな人は、儲けるために動くのでしょうが、クリエイターなら、お金じゃなくてパッションのために動かないと。愛すべきは、お金じゃなくて成功なんです。私にとっての成功とは、人がお店に来てくれるということ。人が来るということは、お店が愛されているということですから。「メルシー」は、まずは人を温かく迎える場所にしたかったから、1平米ごとの収益性なんかを考えたりはしていませんでした。 「メルシー」がほかのお店と違うのは、そこにヒューマンなアイデアがあるということ。ここに来た人は、たとえその人が何も買わなくても、くつろいでもらいたいと思っているの。

いや〜、良いことおっしゃりますね〜。

前から「メルシー」のコンセプトが好きでしたが、ますます好きになりました。

 

日本にいる時はなにかと世間や他人の目を気にして生きてきた。

そんな自分に突き刺さる人生と成功についての考え。

時に、深い孤独を感じたこともありますが、私には、後悔はひとつもありません。すべてに成功することは無理ですよ。仕事で成功する人もいれば、愛情面で成功する人もいます。でも、私はまだ、すべてを手に入れた人には出会ったことがありません。大事なのは、心の底で幸せと感じること。内面の声に耳をすまさないといけません。人の話を聞くのはいいけれど、決めるのは自分です。人生を無駄にしては駄目。あなたがやることは、愛を持ってやらないと。それだけで、それは十分に価値のあることなんです。ほかは気にしなくていいの。私は物事をそうやって見てきたし、今も見ています。

まわりの意見を気にしすぎず、自分の声に耳をすませる大切さ、愛することの大切さを教えてくれる1冊。

「内面の声に耳をすませ、心の底から幸せと感じること」

「目の前のことを愛を持ってすること」

本棚の片隅に置いて、道に迷った時にふと手に取りたい、そんな本です。

ではまた〜☆

Salut !!

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ABOUTこの記事をかいた人

フランスのアルプス(ローヌ・アルプ)地方在住のママライター・翻訳者。 「パリもイイけど、フランスの地方はもっとイイ」ということを発信すべく、フランス人旦那と3人の息子(5歳/3歳/0歳))とのフランスのアルプスでの日常をブログで綴ってます。