日本の常識は通じない、フランスのお役所
フランスでフランス人と結婚するためにフランスに3ヶ月を越えて長期滞在しなければいけない場合、長期滞在ビザの取得をする必要があります。 そのために、「フランスでフランス人と結婚するためのビザ」というのがあります。 私がこのビザ取得するに至った経緯は「フランスでフランス人と結婚するためのビザ①」でもお話していますのでそちらもご覧下さい。 詳細は直接メールにて問い合わせるようにHPに記載があったので、フランス大使館に問い合わせたところ下記回答(2014年6月時点)。
「フランス人と結婚-フランス長期滞在ビザ」は6ヶ月のビジタービザになります。 このビザは結婚目的でフランスに入国・滞在し、ビザ有効期間内に婚姻手続きを完了してください。その後、現地にて滞在許可証を申請・取得という手続きの流れになります。 ビザ申請にあたっては、当館サイトのビジタービサ欄にある提出リストを確認し、すべての書類を用意してビザ申請してください。 このビザは6ヶ月のため、 – 海外旅行保険はフランス入国予定日から6ヶ月分で結構です – 経済証明書(銀行残高証明書)は最低150万円です その他の質問等は、ビザ申請時に窓口で受け付けます。 Ambassade de France au Japon – Service des visas
ビジタービザは、さまざまな目的でフランスに滞在するために申請することが可能です(大学のサバティカル休暇、退職後の生活、文化目的、芸術目的、個人的な目的での就学(修了証書やディプロマの取得が目的ではない就学)、個人的な目的での研究活動、個人的な目的での執筆活動、など)。ビジタービザをもって労働許可を必要とし、且つ、報酬を伴う全ての就労活動に従事することは認められておりません。 ビジタービザを申請するために、下記必要書類を用意する必要があります。(随時変更する可能性がありますので、最新の情報は必ず大使館にお確かめください。) (日本語で作成された書類には、フランス語または英語の翻訳を添付する必要があります)
- 長期ビザ申請書1部
- 証明写真1枚
- パスポート
- ビザ申請料金: 99ユーロ相当の日本円。支払は現金のみ。
- 日本以外の国籍の場合、有効な日本の「在留カード」または「外国人登録証明書」
- 詳細を記した動機書(フリーフォーマット)
- フランス滞在中の日本における社会的立場を証明する書類
- 労働しない旨の誓約書(フォーマットはダウンロード可)
- 経済証明 :SMIC(全産業一律スライド式制最低賃金)の年額(17,344.60ユーロ)に相当する、またはそれ以上の金額を有していることを証明すること。
- フランス入国日から全滞在期間をカバーする、フランスで有効な医療保険証券(長期海外旅行傷害保険)
- 住居証明:フランスの滞在先住所を必ず提示しなければならない。
- 移民局(OFII)提出用フォーム
あと注意点。 · 申請書類に不足がある場合、ビザ申請が却下される可能性が高い。 · ビザ申請料金(返金不可): 99ユーロ相当の日本円 · 審査に要する期間:書類が全て揃った上で、約1週間。この日数には郵送によるパスポート返却の時間は含まれない。 · コピーはすべてA4サイズでとること。
フランス人とフランスで結婚するためのビザは6ヶ月のため、上記の書類のうち下記2つがイレギュラーになります。
– 海外旅行保険はフランス入国予定日から6ヶ月分
– 経済証明書(銀行残高証明書)は最低150万円です(2014年6月時点では1年のビザの場合最低300万円と表記があったので、もしかしたらSMIC(全産業一律スライド式制最低賃金)の年額(17,344.60ユーロ)の半額が必要かもしれないです。直接大使館にご確認ください。)
ということで上記の書類を完璧に揃えてフランス大使館にアポを取って行きました。
日比谷線広尾駅から歩いて大使館のビザセクションのところに行き、警備員さんに予約の旨を伝える。
さすが大使館、荷物検査をされる。
予約時間になるよすぐ呼ばれ、書類をまず提出。
日本人の女性の方に担当していただきました。
ガラス越しでマイクで話すので、音が聞き取りにくい。
どうしてビザを取りたいのか動機書を見ながら簡単に理由を聞かれる。
フランスで結婚する予定ということ、また結婚の日取り等を伝える。
そして書類をひとつひとつチェックしていかれる。
するとすべて上記の指定された書類を揃えていったのだが、これじゃ申請できないと言われる。
??????
「“フランス人とフランスで結婚するためのビザ”なのだから、下記書類がないと元も子もないでしょ。」とのこと。
- 結婚予定のフランス人の身分証明書
- 結婚予定のフランス人が書いた私と結婚するという誓約書のようなもの
- フランスの結婚予定の市役所の書類
ガーン。。。そんなの言われてなかったと言っても通じず、再度提出するハメに。
不足分の提出は来館しても良いし、郵送でも大丈夫とのこと。「
来館は予約しなければダメですか?」と聞いたら、予約無しでいつでも大丈夫とのこと。
ただ日程もせまっているのでその日のうちに書類を用意して次の日また広尾のフランス大使館へ向かいました。
次の日11:37頃またビザセクションに到着し、不足分の書類を提出したい旨を警備員さんに伝えると 「ビザセクションは11時半までです。受け取れません。」 と断固拒否。
7分すぎているだけで、書類受け取って渡してくれれば良いだけじゃん。 またもやガーン。お姉さん、何時でも良いって言ってたのに! もうしょうがないから、広尾の郵便局から郵送で送ってもらうことに。
こんな感じだから、本当にビザ届くのだろうかと不安でいたら、なんと3日後ぐらいにはビザが貼られたパスポートが自宅に届きました(ビザの受け取りを直接取りに行くのではなく郵送でお願いしていました)。
ほっと一安心。
日本にいながらフランスの役所の面倒さが身にしみて分かったビザ申請でした。。
「フランス人とフランスで結婚するためのビザ」取得したいと考えてらっしゃる方、先ほどもお話しましたが、下記書類は是非用意していくことをオススメします。
- 結婚予定のフランス人の身分証明書
- 結婚予定のフランス人が書いた私と結婚するという誓約書のようなもの
- フランスの結婚予定の市役所の書類
念には念をです。在日フランス大使館だろうと日本の常識とか通じませんから。
フランス到着したらまた移民局(OFII)へ滞在許可証の申請があったり、道のりは長い。 またお知らせしますね〜! ではでは。
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