7月下旬に日本からフランスへ飛び立ってから、なんだかんだ怒濤のようにすぎた1ヶ月。
フランスらしい写真をピックアップしてFacebookなどでアップしていると、リア充生活を送っているように見えるらしく羨ましがられるのですが、そんなに充実したことばかりでもありません。
日本では、フランスというと“ワイン、パン、ラグジュアリーブランド”などといったイメージから、“おしゃれ〜”とかプラスのイメージを抱く人が多いと思いますが実際に生活するとそんなイメージとは程遠い現実を突きつけられることも多々あります。
おフランス生活の実態
フランスで感じたマイナス面といえば、
手続きが本当面倒
お役所の手続きが面倒です。
HPで営業時間を確認して役所に行ってもこちらが対応して欲しかった業務は今日は受け付けていないとか、営業時間が17時までなのに16時半に電話したら既に電話をかけられなくなっている(帰宅準備中)だったりとか、必要な提出書類を事前に確認して持っていってもあれが足りないコレが足りないと再度出直さなければいけなかったり・・・・。
日本のお役所手続きすら避けたい私にとって、一仕事。
先週パリに行った時に在仏の日本大使館に行ったのですが、そこでの対応、手際のよさがまさに神業のように感じられ涙が出そうでした。
常に気を張っていなければいけない
フランスの田舎は都会に比べればのほほーんとしてますが、それでもスーパーマーケットとかではハンドバックがすられたり、常に注意していなきゃいけません。
日本のように口が大きく開いたバックで財布丸見えなんて状態だと、速攻すられます。
パリなどの都会に行くと、観光客目当てのスリなどの犯罪が多くあります。日本人は良く狙われますが、フランス人でも財布を盗まれたとか、ATMにカメラがしかけられてて知らぬ間に口座から何十万と引き落とされていたとか、高価そうなブレスレットや指輪をしていた人が腕ごと切り落とされたとか。大学の時お世話になったフランス語の先生は、パリでタクシーに乗ってたらいきなりバイクに乗った強盗犯に窓ガラスを割られて持っていたパソコンを奪われたとか。その間約3秒だったそう。相当なプロですね。
そんなこんなで物騒なので、パリとかでブランドモノを身にまとったきゃぴきゃぴした無防備な日本人女性観光客グループを見ると、こっちが大丈夫かな〜と心配になってしまいます。とんだ余計なお世話ですが、皆さんくれぐれもお気をつけて。
大食漢=フランス人
決して小食ではない私。胃袋には結構自身があります。
そんな私が人生で1度、食べ過ぎて死ぬんじゃないかと思った時がありました。そう、それがどちらもフランスで。
パートナーの親戚の家に泊まった時の夕ご飯。
家庭でのご飯も基本フルコース形式で出てくるフランス。
前菜があってメインがあってその後サラダとかチーズ、最後にデザート、そして食後のコーヒー・紅茶。
基本一発で全部出てくる日本とは違い、どのぐらいの配分で食べたら良いか読めません。しかもお呼ばれしたので何の料理が出てくるかのか分からない。
その親戚の家での夕飯、まずは食前酒を飲みながらのおつまみにサラミとチーズお皿山盛り。美味しいとパクパク食べていて、既にその時点でお腹いっぱい。
次にサラダ山盛り、メインには巨大な牛肉の塊にさらにチーズとジャガイモがサンドイッチ状態で挟まっている。そんな盛り込まなくてもいいのにと思いつつ、みんなで取り分けてもまだ余っているのでおかわりを強要される。この時点でこの先1年お肉は食べたくないと思う。次にプレート山盛りのチーズたち。
もうすぐこの試練も終わると思っていたら、デザートで完全ノックアウト。なんとデザート2種。アップルパイにガトーショコラ、それぞれ容赦なく普通の大きさ(よくケーキ屋さんで売っている1ピースぐらいの大きさ)。ノン(ノー)と言えればいいのですが、もてなしてくれるマダムから、“私が作ったケーキ、食べない訳ないよね”という圧力を感じ、言えるはずも無く。
さすがの大食漢のフランス人のパートナーもお腹一杯そう。私は完全ノックアウト。消化に良いよとアルコール度数50度ぐらいのリキュールを飲まされる。
消化するためにさらに飲むフランス人、恐るべし。この文化、食べるために吐いたと言われる豪勢なマリーアントワネット時代の名残かと恨みつつ、その後夜中に何度もトイレに行くハメに。
死を感じた一夜でした。
中国と一括りにされる
私の顔が超アジア人ぽい、鼻は低くて平たい顔っていうこともあって、中国に行くと中国人、韓国に行くと韓国人、台湾に行くと台湾人に間違えられます。空港など免税店で最近多い中国人の販売員にはほとんど中国語で話しかけられます。
中国も韓国も嫌いじゃないし、間違えられるのはどうでも良いけど、許せないことがひとつだけ。
それは中国=日本と勘違いされていることが多々あること。
フランスだけじゃなくて他の欧米などの国にいった日本人の人もいわれていると思うけど、アジアっぽいと中国=Chinoice(Chinese)と一括りでいわれます。
パリとか都会の人だったり外国について知っている人は中国と日本の区別が分かる人が多いけど、フランスの田舎とかだと、日本ってどこにあるの?、中国も日本も同じじゃないの?と思っている人が結構います。
フランスのちびっ子に「中国って何食べるの?」って聞かれて、本当は知ってたけどちょっとムカっとして、「中国人じゃないから知らない」って言ってみたら、中国=日本だと思っているらしく、何で知らないのって顔をされました。
おばあちゃんとかおじいちゃんとお話する時も、時々間違えられるので、その度に“日本”と何度も訂正しました。
フランス人が、もし日本で彼らのことをドイツ人と一括りにされたり、フランスとドイツを一緒だと言われたら、きっと激怒するに違いないのに!と思いながら、日本と中国は国民性とか違うんだよ〜と説明します。
一方で、日本人だと言うと「あ〜日本人だったのね。日本好き。だけど中国は嫌い」と言う人に多々巡り会います。マンガやスタジオジブリ、柔道などの文化の影響もあって、日本ファンのフランス人はかなり多いみたいです。一方、マナーが悪かったり、ワインのシャトーを買いあさったりする中国人の影響で、フランス人に何か評判悪いみたいですね。
いつも不満
何かにつけて文句をいうフランス人。そんなのちょっと目をつぶってあげればいいじゃんということも、文句を言います。バカンスとか6週間もあっても、少ないと文句を言います。満足を知らないフランス人。
パリで歩いていたら、不満そうな感じの人がいきなり怒鳴りつけてきたり。
全然仕事しなくても、権利は訴えてきます。新しいサービスとか出てくると、既存のサービスの侵害だ!とか言ってストが起こったり。
その割には、ストライキとかあったりして電車が止まってたり、定員さんのサービスが悪かったりしても、そんなに文句はいいません。仕事大変だよね〜と同感して許しちゃったりします。かかりつけのお医者さんが8月丸々バカンスで予約とれなかったり、行きつけのパン屋さんやレストランが1ヶ月休業とかしてても文句言いません。バカンスいいね〜と言う感じ。
実に面白い国民性だとつくづく思う今日この頃です。
色々マイナス面挙げたけど、多分フランスだけじゃなくて他の外国でもあることじゃないかな。もしかしたら、私が知らなかっただけで日本でもあるかも!
でも、人を見るとき、国籍で判断しちゃだめですね。一人一人、その人のキャラを見ないと。フランス人でも超日本人ぽい人もいれば、日本人でもフランス人っぽい人もいるし、結局は個性の違いなんだなあと感じます。私のパートナーとか友達とか、フランス人だけど妙に礼儀正しくて日本人以上に日本人っぽいし。
まだまだフランス生活始まったばかり、日本ではありえなかった不便さと戦いつつ、色んなフランスの一面を発見していこうと思います〜。
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